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心を穏やかにし、ホルモンバランスを整える「ゼラニウム」
ゼラニウムは、小さくかわいらしい花をつけるフウロソウ科の植物で、ローズにミントを含んだような甘い香りが特徴です。ゼラニウムは、女性ホルモンを調整して生理不順を整えたり、体のむくみをとり、肌のバランスを整える作用が期待できます。月経前のPMSを和らげるのにも有効です。不安定な心や落ち込んでいる気持ちを、穏やかに落ち着かせてくれる作用もあると言われています。ただし、妊娠初期の人は使用を控えるようご注意ください。
女性ホルモン エストロゲン同様の作用をもつ「クラリセージ」
甘さとスパイシーさをあわせもつクラリセージは、可憐な花の先端部分から抽出するオイルです。クラリセージに含まれる「スクラレオール」という成分は、女性ホルモン エストロゲンと同様の働きをもつため、ホルモンバランスを整え、PMSや更年期障害といった女性特有の不快症状に作用すると言われています。また、緊張を解き、心を穏やかに解放してくれる香りでもあります。なお、分娩誘発効果があるため、妊娠中の使用は控えましょう。
エストロゲンの分泌アップが期待できる「イランイラン」
濃厚でエキゾチック、セクシーな香りが特徴のイランイランは、人により好き嫌いがはっきりと分かれる香りでもあります。催淫作用があるとされ、官能的な気分を高め、女性ホルモンの分泌促進にも適した香りです。媚薬的なイメージの大きいイランイランですが、緊張から心を解放し、穏やかに保つ働きももっています。あまりにも強い香りをもっているため、長時間の使用は頭痛や吐き気を催す可能性がありますので、適度に取り入れましょう。
心にも体にもやさしく作用する 「ネロリ」
ビターオレンジの木に咲く花から抽出される「ネロリ」は、シトラスとフローラルのあたたかみのある優美な香りが特徴です。ネロリに含まれるネロリドールという成分は、女性ホルモンに似た働きをします。ホルモンバランスを整えるほか、新陳代謝を促す作用があるため、お肌の調子を整える効果も期待できます。鎮静作用があり、心をリラックスさせ落ち着かせてくれる効果もあり、女性にとって心身ともに味方となってくれるオイルです。
エストロゲン同様の「アネトール」を含むフェンネル
スパイシーな香りが印象深いフェンネルはセリ科の草木で、花のあとになる小さな実から抽出されるオイルです。エストロゲンに似た作用をもつアネトールを含んでいるため、ホルモンバランスの調整や、PMSを和らげ生理不順を整えるなどの効果が期待できます。ホルモンに作用するため、妊娠中の使用は控えたほうがいい精油です。
お風呂に入れたり、お部屋で香らせたりと、リラックスタイムに上手に取り入れることでホルモンバランスを整え、バストアップをめざしましょう。なお、精油は原則、直接肌へは使用できません。マッサージは、ホホバオオイルなどキャリアオイルに混ぜて使用してくださいね。
