以前の脱毛サロンは「ゴムでパチンとした痛みがある」「脱毛後は保冷剤などでお冷やし」というのが定番でしたが、ここ数年各サロンで痛みの少ないと評判の「SHR方式」の脱毛マシンを導入するサロンが登場しました。今回は、最近注目されている「SHR方式」の脱毛の仕組みについて説明します。
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「SHR方式」の脱毛の仕組みとは?
SHR方式とは、Super Hair Removalの頭文字を取ったもので、フォト・サーモリシスと呼ばれる光加熱分解による弱い光エネルギーを毛の成長を促す毛包幹細胞に蓄積し刺激を与えることで毛を再生させなくする方法のことを言います。熱を蓄積させるので、「蓄熱式脱毛」とも呼ばれています。
従来の脱毛方法は「IPL脱毛」と呼ばれるもので、毛周期の「成長期」と言われるムダ毛本体と毛根がくっついている状態に毛根にあるメラノサイトに熱を加えることで毛を再生させなくする方法でした。
メラニン色素に反応させるために、強い光エネルギーを1点に集中させてダメージを与えるので、その時にゴムでパチンとした痛みが発生します。また、成長期の毛にしか効果がないため、毛周期に合わせて2か月以上空けて脱毛する必要があり脱毛完了に時間がかかってしまいました。
これらを解消したのが「SHR方式」です。
「SHR方式」の脱毛のメリット・デメリット
メリットその1:ほぼ無痛・痛みを感じにくい
従来の脱毛方法「IPL脱毛」は強い熱エネルギーが1点に集中するのでゴムでパチンとした痛みが発生していました。「SHR方式」の脱毛は、1点に集中せず、弱い熱エネルギーを広範囲の毛包にアプローチにするため、ほぼ無痛・痛みを感じにくいと言われています。
メリットその2:脱毛を完了するまでが早い
従来の脱毛方法「IPL脱毛」は毛周期(成長期)の毛が対象なので、次の成長期を迎えるまでにワキであれば2か月間空ける必要があり、例えば12回コースであれば2年かかります。
「SHR方式」の脱毛は、成長期の毛ではなく毛の成長を促す毛包幹細胞が対象になるため2週間おきに施術が可能のため、同じワキ脱毛12回コースであれば最短で半年で完了します。
SHR方式採用の脱毛マシンであるエステラボ社の「LUMIX-A9」が推奨する期間は2週間ですが、施術の間隔は各サロンで2週間だったり3週間、1ヶ月とまちまちですので、あくまでも目安としてください。
メリットその3:日焼けした肌や産毛にもアプローチできる
従来の脱毛方法「IPL脱毛」はメラニン色素に反応する光を照射するため、メラニン色素が多い日焼けした肌や逆に色素の薄い産毛などには施術ができなかったり、効果が薄かったりします。
「SHR方式」の脱毛は、メラニン色素ではなく毛包幹細胞が対象になるため、日焼けした肌や産毛にも脱毛施術を行うことができます。
「SHR方式」を採用マシンと導入している脱毛サロン
SHR方式採用しているマシンは、エストラボ社「ルミクス」シリーズとレナード社「バイマッハ」で導入しているサロンは、以下のサロンです。(美活女子部調べ)
エストラボ社「ルミクス」シリーズ導入サロン



レナード社「バイマッハ」導入サロン
GENKINGさんがアンバサダーを務める脱毛サロンSASALAで導入されています。また、SHR方式脱毛に加えて、従来のIPL方式を同時に照射できるISハイブリットというSASALAオリジナルの脱毛理論で施術することができる今注目のサロンです。
「SHR方式」を採用マシンと導入している脱毛クリニック
SHR方式採用しているマシンは、エクスレピオン社「メディオスター」シリーズとアルマ社「ソプラノ」シリーズで、導入しているサロンは、以下のサロンです。(美活女子部調べ)
アルマ社「ソプラノ」シリーズ導入サロン
聖心美容クリニックがアルマ社「ソプラノ」シリーズのソプラノアイスプラチナムを導入しています。

エクスレピオン社「メディオスター」シリーズ導入サロン
「メディオスター」シリーズは、大手のアリシアクリニック、リゼクリニック、湘南美容クリニックをはじめ、医療クリニックの多くが導入しています。



